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☆リカバリーキャラバンフェイスブックもあわせてみてくださいね

https://www.facebook.com/recoverycaravanTai

福祉新聞でリカバリーキャラバン隊の冊子「精神疾患を持つ方が働くための合理的配慮の会話帳でっかい輪」を取り上げていただきました。

多くの皆様のおかげでいい冊子になりました。心より感謝いたします。

精神障害者が働くために必要な合理的配慮とは

http://www.fukushishimbun.co.jp/topics/10061

キャラバン隊がNHKハートネットTVブログの取材を受けています

仕事とともに、このキャラバン隊の活動が大きな生きがいとなっていると紹介されています。

http://www.nhk.or.jp/hearttv-blog/3400/223531.html

2010年12月28日火曜日

リカバリーカフェ~精神障害者に必要な合理的配慮を考えてみよう~

リカバリーカフェ~精神障害者に必要な合理的配慮を考えてみよう~

精神障害があると、生きることにどんな配慮が必要なのでしょうか。リカバリーカフェでは気軽な雰囲気のもと、精神障害がありながらも充実した人生を送るために必要なことを、みんなの経験や知識を活かしながら考え、学び、社会に発信していくことを行なっています。精神障害がありながらも、働く、学ぶ、遊ぶ、地域で生活するために必要な「合理的配慮」について一緒に考えるために、あなたの経験を活かしてみませんか?

日時 平成23年2月27日(日) 11時~15時30分(1時間15分の休憩を含む)
費用 無料(定員は30名程度の予定)
参加対象や資格 特に問いません(精神障害のある方、家族、支援者、その他)
場所 東京都調布市 京王線国領駅前アクロス内の会議室(予定)
申し込み recovery_caravan@yahoo.co.jp
主催 リカバリーキャラバン隊

2010年12月19日日曜日

12/18精神障害者の就労支援研修(新潟)

精神障害者の就労支援研修(新潟)

精神疾患があっても働きたい!
こんな希望がある方を、どのように支援すればよいのでしょうか。
「精神疾患があっても充実した人生は過ごせる」。そう断言する当事者たちも講師に迎えて、ワークショップも交えた新しい就労支援IPS研修を実施します。

IPS研修の概要
IPSとはIndividual Placement and Supportの略で、精神疾患がある方一人ひとり(Individual)が社会に出る機会を積極的に設け(Placement)、自分が望んだ社会的役割と期待を担いながら生活することを支援する(and Support)方法です。
従来の支援者や家族あるいは本人でさえ「今の生活以上のことは出来ない」と感じてしまうような精神障害者たちが、IPS支援によりその期待以上に大きな自立機能を発揮する可能性を示してきました。IPSによる援助付き雇用は、科学的根拠に基づいた実践プログラム(EBP)とされています。
その魅力と方法をみなさんと確認することがこの研修の目的です。

日時:12月18日(土)10:00?17:00
講師:
中原さとみ
(IPS-Tokyo、リカバリーキャラバン隊、桜ケ丘記念病院)
飯野雄治
(IPS-Tokyo、リカバリーキャラバン隊、稲城市役所)
渥美正明
(リカバリーキャラバン隊、足立リカバリーサバイバー)
 
内容:
アセスメントからもう一度
体調管理の工夫
職場開拓
医療と統合された支援
本人が立てるケアプラン
私のリカバリー体験

会場:クロスパル新潟(中央公民館)会議室405
   中央区礎町通り3ノ町2086
費用:無料
申し込み:所属、お名前を記載しFAX(025-243-8499)して下さい。

主催:リカバリーキャラバン隊
協力:NPO法人にいがた温もりの会 新潟IPS研究会 

この研修は、独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興事業による助成により実施します。

【参加者より】一番感じたことは、本人の「働きたい」を支援者である自分がどれだけ大切にして向き合うことができるかということ。目の前のご本人のために自分ができること・・・まだまだたくさんあるなぁと感じました。ご本人の思いに寄り添い、適切なアセスメントを行い、ストレングスを見つけて活用していけば、ご本人のリカバリーにつながっていくのだという生きたお話が聞けたことで、自分自身の実践を信じこれからも頑張っていこうという勇気を頂きました。
【参加者より】専門的なバックグランドをもたない支援者でも「その人らしさ」という視点で見ることで、短所に見えていたものを長所に変えることは可能だと思いました。“希望するすべての人を就労へつなげる”ということに懐疑的でしたが、ネットワークの存在やていねいなアセス、就労後のフォローアップなどで、可能なことでもあるのだという認識に変わりましたが、「働くこと=リカバリー」という単純な図式で世の中に広まらないようにするためにも、このような研修にこれからも多くの支援者が参加できるとよいと思います。
【過去の主催者より】経験と強い信念に基づいた具体的なお話は皆さんの心に響いたのではないかと思います。実際はご苦労が多いと思いますが、3人の先生方の奏でるハーモニーの柔らかさ、暖かいまなざしが感じられ、おかげさまで、とてもいい研修会になりました。

新潟の駅に着いたときは雪が降っていると思ったけれど、新潟の皆さんの行ないがよろしいようで、夜から雨と雪が降らなかったですね。なかなかACTやIPSを立ち上げするのにも自治体の人や作業所、授産施設関係者さんの関心を持っていただけなければ、なかなか一向に進んでいかないIPSのモデルと感じました。その後、家族や医療機関の職員さん方、NPOの方達が新潟の市町村にもう少し具体的に訴えていかなければならないと思いました。あと、会社さん、中小零細、大手の企業さんにも共同協力していただき、もう少し障害者の就労支援、ACTIPSについて議論しなければならない現状があると思いました。それにはもう少し企業の方にも理解していただかないといけないと思いました。これからはIPS新潟を立ち上げて下さい。キャラバン隊一同、影ながら心より応援しています。またどこかでお会いできることを楽しみにしています。今回のIPS研修について色々と御配慮ありがとうございました。キャラバン隊一同心より厚く感謝しております。これからも新潟と多摩のIPSモデルについての輪を大切に、絆を深めて頑張っていきましょう。友情に感謝。ありがとうございました。
渥美正明

時間に余裕があってとても良い研修ができましたね。中原さん飯野さん渥美さん3人共話術に磨きがかかっていて笑いを取るのが上手になっていると感じました。折り紙のグループワークでは良い意見が沢山出ていたのが印象的でした。私はというと静岡の依頼を終えてから、いつも講演の時になんとかなるさととても楽観的に考える事ができるようになりました。そんなわけで全く緊張せずに普段通りに発表を終える事ができました。新潟の美味しい物も沢山ご馳走になりありがとうございました。研修の雰囲気が明るくて良かったです。
なまけもののなまちゃん

キャラバン隊の忘年会をしました

牛角カルビ、チョレギサラダ、ナムル、カルビごはん、アイスまで・・・美味しかったですね!
キャラバン隊の絆で今年も充実した1年を送ることができました。
皆さん1年間本当にお疲れ様でした。
幹事の渥美正明さんありがとうございました!

リカバリーの学校(東京・八王子)

独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業
主催 リカバリーキャラバン隊 協力 八王子精神障害者家族会わかくさ家族の会

リカバリーの学校とは
精神疾患を持つと、学びの場を失います。確かに病気や薬のことを学ぶ機会はあるでしょう。大学の公開講座や公民館での学習会、カルチャースクールだって増えています。しかし、難しそうだし、途中で席を立つのも飲食も失礼だろうな。授業中に突然、当てられたらどうしよう。そんな不安があるでしょう。 その一方、医者や支援者たちには勉強会や研修がたくさん用意されています。こうしてサービスを提供する側と提供される側の知識の差は、どんどん大きくなっています。「説明と同意」はされますが、圧倒的な知識に差がある医師が示したプランに同意するしかないのが現状ではないでしょうか。
 でも本当は、精神疾患を経験しているからこそ、学ぶ場が必要なのです。それは病人としてつつましく生きる知恵を学ぶためでなく、1人の人間として自分の人生を考え、豊かにするために必要なのです。だから、ここで学ぶべき内容は、疾患の有無に関係ないものとなるでしょう。リカバリーの学校では、精神疾患がある方が参加しやすい環境を整え、疾患経験者もコメンテーターとして迎えます。充実した人生を歩むために参考になりそうな学術的な話題を、分かりやすくみんなで学びます。各回 60分×2コマ 途中退席や飲食自由です。毎回、ムービーを上映したり、コメンテーターの体験談もご用意しております。お楽しみください。

◎4回目《12月16日(木)-クリエイトホール》性格の長所を活かす~美徳とストレングス~
性格の長所を活かした生活を送っている人は、充実感を感じるということがわかりました。自分は好奇心旺盛なところが長所だと感じている方は、仕事だろうがボランティアだろうが好奇心を活かしていると、幸せになれるというわけです。24の長所を紹介しますので自分に照らしてみませんか。

皆さんこんにちは。統合失調症の中村です。老人ホームで働いていて7年目になります。仕事は洗濯と清掃をしています。本日のテーマ「性格の長所を活かしてみよう」を発表する前に、「性格の強みを探す」で24の質問に答えました。その結果、私には6つの性格の強みがあることがわかりました。勤勉・粘り強さ・継続的努力があることと、愛することと愛されることがあることと、希望・楽観主義・未来に対する前向きな姿勢があることと、精神性・目的意識・信念・信仰心があることと、ユーモアと陽気さがあることと、熱意・情熱・意気込みがあることです。確かに当たっている面もあると思います。例えば、仕事はやりはじめたことは必ずやり終えるし、仕事中は横道にそれることはありませんし、物事をいつも良いほうに考えるし、私には精神障害者でも立派に働けるということを社会に示すという強い目的があるし、休憩時間にはダジャレを言って、笑わせるということもありますし、やることすべてにのめり込み、ふさぎ込むことは全然ありません。「性格の強みを探す」を受けて、改めて自分の長所がわかったので良かったと思いました。
中村孝 

P6000さん医学講座最高だったですよ。場数を踏んでいるだけありますね。回を重ねるごとに成長を感じます。今日は寒い中参加いたたきありがとうございました。ちょうどいい人数で良かったと思います。私も勤勉粘り強さ継続力などの自分の強みをいかして仕事をしていきたいと思います。何事も良い方に考えれば気が強い事も自分の強みになるよと中村さんに言われてしまいました。いつか自分の転職に巡り合えるまで、走り続けたいと考えています。リカバリーの学校の本の内容すべてをやる事は時間の関係上残念ながらできませんでしたが、4回の講演ありがとうございました。三多摩地域でリカバリーの学校を今年度中4回もできた事嬉しく思います。後は新潟と東大だけですね。
なんだかホットしています。
なまけもののなまちゃん

美徳・強みとは、責任感。自分の長所を生かした工夫ができるということ。飯野さんが「掃除」を例におっしゃいました。研究熱心であればどの洗剤がよいか分かる。これも訓練を重ねた実績から伺う熟練的な例であると。うーん、僕にも思いあたる節があり似たようでした。結局、追求するんですよね、こういう病気って。自分を追い込んで美徳と強みを生き抜くうえで得られるんです。森から鹿を追うように一人で、又は大勢でヤリ持ったり、ワナを仕掛けたり、作戦を練る考えることが利潤を上げるのは名誉だし楽しい。同じように現代では必然と演説で民衆を落ち着かせ、騒がせるような気の利いたフレーズ(美徳)が合ったり自分の強みはたとえ一人でも民衆に影響を与えるほどの実力者だったり。デモ活動する一連の諸外国と違っての平和な日本。当事者の一環でここまで母国語でやってこれるのはやはり外国と異なった日本社会の文化や規則に沿って理解されること。経験からこうやって八王子を訪れて今の美徳や強みが自分にあるのだと察しました。美徳や強みを題材に自ら語られることが恵まれているなあと感慨深いです。僕ら障害者が世の中を明るくするのも僕らの使命です。だからこそ、今の日本に個性ある美徳や社会的弱者が優しく教えられる強みが渇望し求められているのではありませんか。たちあがれ、日本!
P.6000

看護学校でリカバリーと制度活用の授業をしました(東京・多摩市)

桜ヶ丘青溪看護専門学校 社会福祉“リカバリーと制度活用”の授業に中村孝と岡本さやかがゲストとしてお招きいただきました。
看護学校の学生さんから以下たくさんの感想をいただきました。ありがとうございました。

・病気と向き合いながら生活をしており前向きですごいなと思いました。無理せずに仕事を続けてがんばって下さい。
・文章だけではなく、実際に体験したことを本人から病気のことやリカバリーの事を聞くことができて、とても、イメージもつきやすくわかりやすいと思いました。また、前向きな姿勢は共感的になりました。
・とても前向きに生きていられてすばらしいと思いました。本日はありがとうございます。
前向きに取り組む姿勢が、すばらしいと思った。お二人の貴重な体験談などを聞けて良かったです。病気に負けずに頑張っている姿を見ることができて、私が逆に励まされて、頑張ろうと思った。
・授業が始まる前はリカバリーという言葉に理解ができなかったけど体験を聞いて理解も深まり、前向きな姿勢ととりくみに私自身、勇気をもらえた。活動も、もっともっと地域や周囲に根づいていければいいなと思いました。健常者の方がメンタルのバランスが悪い人が多いだろうなと思うくらいメンタルが落ち着いているのがうらやましくもありました。
・障害を持ちながらも前向きに頑張っている姿に感動しました。
・精神障害をお持ちの方が社会復帰され、お仕事をされているということを多くの方が分かる様なシステム作りはとても大切で、とても良い機会となりました。ありがとうございました。
・障害を乗り越えてすごいなぁと思った。強い人たちと思った。
・話を聞く前は暗いイメージがあったけれど、聞いたあとは前向きで明るいイメージを持つことができました。
・大変有意義な時間でした。
・前向きに取り組んでいて、思っていたよりも明るく、生き生きとしてすごいなと思いました。病気についてまだまだ理解している人は多くはないと思いますのでこのように講演など続けて色々な人に広めていってほしいと思います。
・障害を持って元気でいられることがすごい。
・社会参加をすることで、目標を持ち、他者と接することで、リカバリーにつながっていることがよく分かりました。精神障害を持っている人がこのような勉強会などを行って他の障害者に希望を与えてほしいです。
・自分の疾患のこと、思い、今の希望を素直に話して頂きありがとうございました。(自分の疾患を話せることはすごい勇気だと思います)勇気をもらいました。
・今回話などを聞いてお2人ともすばらしいと思った。中村さん、岡本さんに勇気と元気をもらいました。貴重な話をありがとうございました。
・貴重な体験を聞かせて頂きありがとうございました。今後も頑張って下さい。
・中村さんと岡本さんが今日学校に来てくださったこともリカバリーの一環であると思った。
・オープンにできて大勢の前で話すこと。。。素晴らしい。
・an chocoのパンフがすごくよかった。(分かりやすい、素直な気持ちが伝わる)
・自分も目標を持って入学して現在に至っているにもかかわらず、ついつい目標を失いかけてしまっていたと思うが再度目標の大切さを認識できてよかった。
・目標をもって、人生を活き活きと生活していて、素晴らしいと思った。頑張っている姿をみて、励まされました。
・私は精神科で働いていますが、Nsとして働いていると、調子の悪い面を見がちで、患者さんとして接していた方が、ここまで回復されるという事が想像できませんでした。人間味のある、あたたかみのある、人格をもたれていて、素敵です。
・明るく前向きに生きていることがすごいと思いました。ただ、なぜサバイバー、リカバリーなど横文字を使うことが障がい者の方たちを取り巻く環境に多いのでしょうか。余計障がい者の方を遠ざけている気もします。
・今回の講義で、改めて障害を持つ方の活動や、周囲への理解を求める活動など、聞いたことはあったのですが、詳しく知ることが出来て、自分の勉強にもつなげていきたいと思いました。
・障害をもっていても明るく前向きな姿勢に感動し、勇気づけられました。
・すごく前向きで、何ごとにも一生懸命取り組んでいる姿に感動しました。
・2人ともとても前向きで、とても尊敬しました。2人とも辛い経験をしたのに、今の生き生きした姿を見る事ができて私も勇気をもらうことができました。お話を聞けてとても良かったです。ありがとうございました。
・生き生きしており学生も励みになりました。
・実際に当事者からお話がきけたことで、社会資源の必要性が理解できた。
・生きがいを持ち続けてがんばってください。 中村さんへ
・前向きに考え、行動できることが本人を見て話を聞いてリカバリーのことが分かった気がしました。
・とても本日の様な体験ができて、良かったと思います。私のイメージでは暗いイメージがあったのですが、お二人ともとても前向きで、輝いて見えました。自分の方が後向きになっている所があるので、お2人を見て自分も頑張ろうと思いました。勇気をもらえた気がします。
・障害のある方でも可能性の幅が広い事が理解できた。
・こんなに障害をお持ちであっても生き生きとしていらっしゃる方におあいしたのは初めてです。私達も生き生きした生活を送れる様に色々なことにチャレンジしていきたいと思いました。
・社会資源をうまく活用し、社会復帰まではたした姿をみると、社会資源の必要性、重要性がリアルに感じられました。
・アンチョコに書いてある言葉に感動した。中村さんのだじゃれに感動した。(明るくて)岡本さんはポジティブですばらしい。
・精神障害者の人が働ける活動はとても重要だと改めて実感した。スティグマを外せるきっかけにつながると思った。明るい、前向きな感じがした。もっと広めてほしいと思った。話を聞く前まで位イメージがあった。障害をのりこえてすごいと思った。
・病気とお付き合い、とても前向きな姿勢がすばらしいと思いました。

2010年12月12日日曜日

アドボケイト養成講座(東京都千代田区神田)

アドボケイト養成講座(東京都千代田区神田)

主催 権利主張センター中野
協力 キリン福祉財団
ファシリテーター 月崎時央
2010年12月11日(土) 25日(土)
万世橋区民会館 6階会議室

アドボケイト養成講座(千代田区神田)に参加しました。
アドボケイトについて考え、体験してお互いから楽しく学ぶことができて、視野が広がり大変勉強になりました。
山本真理さん、月崎時央さん、皆さま、ありがとうございました。

講座のあとに、鍋を食べに行きました。
神田にあるこのお店の辺りは戦争から奇跡的に焼け残ったそうです。
メニューはなく、下町の仲居さんがお料理を運んでくれます。
風情のある畳のお部屋で炭火鳥すき焼きをいただき、神田のストレングス、日本文化を感じました。

御隣に座っていた方がこんなことを教えてくださいました。
若いということだけで、ダイヤモンドのように可能性は無限なのよ。
年を重ねることも年相応の楽しみ方があるの。年は重ねたけれど今が一番楽しいのよ。
人生を謳歌してね。

12/9 平成22年度 障害者就労支援ネットワーク佐久 IPS研修 (長野)

平成22年度 障害者就労支援ネットワーク佐久 IPS研修
IPSとはIndividual Placement and Supportの略で、精神疾患がある方一人ひとり(Individual)が社会に出る機会を積極的に設け(Placement)、自分が望んだ社会的役割と期待を担いながら生活することを支援する(and Support)方法です。
従来の支援者や家族あるいは本人でさえ「今の生活以上のことは出来ない」と
感じてしまうような精神障害者たちが、IPSによりその期待以上に大きな自立機能を発揮する可能性を示してきました。IPSによる援助付き雇用は、科学的根拠に基づいた実践プログラム(EBP)とされています。
その魅力と方法をみなさんと確認することがこの研修の目的です。

【開催日】 平成22年12月9日(木) pm1:00~pm4:30

【場 所】 佐久勤労者福祉センター 第5会議室
      長野県佐久市佐久平駅南4-1 TEL(0267)67-7451
【講 師】 
中原さとみ氏-IPS-Tokyo、リカバリーキャラバン隊、桜ケ丘記念病院
飯野雄治氏-IPS-Tokyo、リカバリーキャラバン隊、稲城市役所
渥美正明氏-リカバリーキャラバン隊、足立リカバリーサバイバー

【内 容】 
①IPS概論・ストレングスモデル
②職場開拓・医療との統合・合理的配慮
③目標と計画シート
④佐久圏域での取り組み発表(NPO法人ウィズハートさく ワークポート野岸の丘)
【定 員】 50名(定員になり次第、申込みを締め切らせていただきます。)
 
【参加費】 無料
【問い合わせ先】
障害者就業・生活支援センター佐久内
障害者就労支援ネットワーク佐久 事務局
電話 0267-64-6646










拝啓
お変わりございませんか。長野は空気が良くて皆さんの心が通じてきました。IPS の心を持ちたいという気持ちが伝わってきました。多かれ少なかれIPSの実施をするのもままならない世の中ですが、佐久の皆さんの心と心が通じあうものがあると思いました。これからもIPS佐久を完成させて下さい。
皆さんの真心で研修をつくっていただいたと心から感謝しております。とても温泉が気持ち良かったです。いい湯加減でした。野沢菜が美味しかったです。また長野に行ったときに皆さんと長野と多摩の輪を持って絆を深めていきましょう。それでは皆さん、またお会いできることを楽しみにしています。キャラバン隊一同友情に感謝しています。
渥美正明

え~、余談ですが、僕、佐久来る前に、車内で水割りのう、う、ウィスキー度数9%をで、ですね(まだ酔ってんでしょうか)空きっ腹で飲んで9%をナメていました。飯野さんから横断歩道で背後から肩をたたかれて「よっ!酔っ払い!」なんて言われましたが、なんとかフラフラになるもチェックインし3時間後には酔いが冷めました。
さて、佐久の講演。毎度、リカバリー、ストレングス、IPSとこの三本柱ですが、日本語に訳してもどれも難しいものです。これは僕らの人生の軌跡が根付いていますが、支援あってのことです。やはり関わりがなければ一人ではなかなかうまくいかないのが多いです。僕ら当事者を発掘していただくためにもバックアップは必要です。路頭に迷うことがありますが、僕らの興味、長所や特徴にいち早く気づけるかが手がかりですね。一息にジョブマッチングがあったことで救われました。僕は、マルチ作家を志していますがある出版社の経理でしたか、僕は高卒で、短大卒以上じゃなければ定職は無理だと言われましたが、この就労があると情報もあるというだけでも希望が持てました。
 飯野さんによる霊能力者に興味を持つ当事者の体験談には会場で笑いが立ち込められて聞いていて心地よかったです。最後に、佐久の皆様、今後ともリカバリーキャラバン隊のご愛顧のほど宜しくお願いいたします。
追伸:要望として次回は、僕の内面をもっと開示してみたいです。
P.6000

心を病むこと、WRAP(静岡県立大学)

独立行政法人 福祉医療機構 社会福祉振興助成事業
心を病むこと、WRAP(静岡県立大学)

12月7日、静岡県立大学で一般の学生向けに私と岡本さんの2人で講演をしてきました。テーマは「メンタルヘルスと人権」です。9時から始まり、リカバリームービーが上映されました。次に私が「統合失調症ってなあに?」、「中村孝のリカバリーへの道」を発表しました。次に岡本さんが「うつ病ってなあに?」、「岡本さやかのリカバリーへの道」、「WRAP元気回復行動プラン」を発表しました。学生さんは30人位しかいませんでしたが、とても熱心に聞いていただき、とても大好評でした。アンケートの感想にも「とてもわかりやすかった。」、「いい授業だった。」、「勉強になった。」、「すごく明るくて元気になれた。」等たくさんの感想を真剣に書いていただき、良かったと思いました。10時30分に終了しました。専門的医者用語をなるべく使わず、終始カフェテリアのような気軽な雰囲気でした。なにもかもうまくいき、講演は大成功でした。
中村孝

津富先生、学生のみなさんありがとうございました。
いただいた感想を紹介します。
■いつも感じるのは自分の反応に困ってしまう事。頭では人間はみんな一緒と思っているのだけど、それが素直におもてに出ない。ただ今日のお話を聞いている中で思ったのは、違和感は感じて当たり前、「旅の中ではもっと色々な人に会いました」みんな違うんだもん、一緒の場を共にする事で、最初の違和感は薄れていきました。

■いい授業だと思う。自分の経験を生かして他の人達に手伝ってあげる事は一番、感心させる事です

■とても勉強になりました 「リカバリー」は一人一人が違った考え方を持っていても、良いのだという事がとてもFREEDAMな感じがして良いです。「元気」は大切ですね とてもわかりやすくて理解しやすかったです ありがとうございました。

■お2人共とても元気だしニコニコしているなぁと思いました。見ているだけでほんわかした気持ちに、なりました。身内にも統合失調症と診断されて今治療中の人がいます。私は離れて暮らしているので家族から、その話を聞くと大変そうでなんとかしたいなと思っていました。今日お話を聞けてすごく明るくて元気になれた気がします。長い目で見て付き合っていこうと思います。
ありがとうございました。

■自分で意識しないうちに統合失調症、うつ病になってしまう事はとても怖い事だなと感じる。1日1回自分を振り返る機会をつくったりする事で、自分を向き合う事が大切かなと感じた。またリカバリーを目指す人にとって周りの環境はとても大きいと思う。信じてくれる人、信じられる人がいる事人生の意味、役割などそういった事を実感する事がとても大切でリカバリーの当事者、支援者が互いに支え合う事が大切と感じた。本日はありがとうございました。

■統合失調症やうつ病は誰にでも起こりえる事で、特別ではないのだとわかりました。本などで知るよりも実際に当事者の方にお話を聞く事で、より実感できた気がします。当事者の方々の前向きな姿勢それを受け入れる、社会の姿勢が大切だと思いました。私も自分のコンプレックス「個性」として認めて付き合っていきたいです。

■毎日目標に向かって充実した生活をおくっているのは素晴らしいです

■私は勉強が嫌いではないのでそのために色々犠牲にしてしまっている事があります。上手にストレスと向き合って生活していきたいと思いました。自分の事は自分がよくわかっているから、無理せずに生きていきたいです。夢はあるのでそれに向けて頑張っていきたいです。

■話を聞きながら思ったのはとても自分自身の事を、客観的にみて理解し分析をしていると感じました。病気を発症して薬づけの時間もあったとは思います。そのような時間からよくここまで自分らしさを、表現できるようになったなと関心をします。やはりそれは周りのサポーター、WRAPのおかげなのでしょうか。
お店、カラオケ、地域でももっともっと精神障害者の理解をしていかなければなりませんよね。だって同じ人間なのですから。

■統合失調症やうつ病についてイメージではなく自分の身近に感じやすくなったと思いました。もっと皆さんがしている活動が広く知られるようになったり、だれもが生きやすいと感じる社会になっていったらいいと思います。

■私は統合失調症やうつ病についてあまりよく知らなかったのですが、今回のお話を聞いて少し理解できました。とても貴重なお話を聞く事ができて良かったです。

■「統合失調症、うつ病など」名前だけは知っていても、具体的には知らなかったので知れて良かったです。あと本当に誰でもなりうるものなんだなと思いました。でもかりになってしまっても自分の目標を持って、前向きに生活していれば十分充実した生活はおくれるんだと、思いました。みんなで支え合いながら生きられれば良いなと思います。

■最初にDVDを見た時キャラバン隊の方がみんなとても、輝いて見えました。体が健康な人でも「毎日が充実している」というのはとても難しい事なので皆さんとても素敵だと思いました。統合失調症もうつ病も自分もなりかねないという事がわかったので、元気が出る道具箱を活用して毎日の生活をおくっていきたいです。あともし精神疾患のある方と働く事になった時、ちゃんと理解が出来るようにまず知る事が何より大切だと思いました。大変勉強になるお話をありがとうございました。

■統合失調症やうつ病について私にも起こりえる事だと知り驚きました。中村さんや岡本さんは病気と上手く付き合いながら色々な事に、チャレンジしていて私も何事にも頑張って取り組もうと思いました。統合失調症やうつ病についての理解が深い社会になるといいと思います。

■今までよく知らなかった統合失調症やうつ病についてよく知る事ができました。自分でしっかりと考えて理解したいと思います。自分の親族にもうつ病の方がいるのでリカバリーについてもっと知りたいと感じました。私は自分がうつ病になりやすい性格なのではないかと思う事がたまにあります。いただいた「私らしさを保つために」のシートで自分を見つめ直しながら、書き込んでみようと思います。ありがとうございました。

■統合失調症という病気を初めて知りました。こういった病気がある事を知らなければ、もし自分がそうなった場合自分だけが周りと違うんじゃないかととても悩むだろうと思います。だけどWRAPという力強い味方や自分の周りにいる人々が、改めて大切な散在であるのだと思った。私は以前身内がうつ病になりそれに気がつく事ができませんでした。それは自分が支えてあげるべき時に周りを見ることができていなかった事。うつ病の症状に対しての知識が少ない事が要因だったろうと思います。今日うつ病の知識について知る事ができて「もちろん統合失調症も」今後周りの人や「もしかしたら自分」を、助ける事ができるのでは?と思いました。ありがとうございました。

■自分も高校の時からだんだんうつ病が発生してきましたが、うつ病とは思いながらも病院に行くまでの状態ではないと思って睡眠剤を服用した事はありますが、本格的に治療をもらったりした事はないです。今はたまに気持ちが悪くなったりパワーポイントで紹介されたような症状が出てきたりしますが自分が好きな事をやりながら、ある程度治せたと思いました。だが今日の講義をみて普通に障害を持っている方々が生活のために、一生懸命努力して働いていくのをみてすごく感動させられました。私も自分に意味ある生のために頑張りたいと思います。

■まだまだ知らない事が沢山あると感じたのですべて4につけました。この機会を大切にもっと精神障害というものの存在と、リカバリーについて知っていきたいと思います。今日はありがとうございました。

■もし自分が精神障害になってしまったら、こんなに明るく頑張れるのかと考えさせられた。

■自分の障害を個性だと思い自分にだって、出来る事が沢山あるのだという精神を糧に逆境を生き抜こうとするお二方の姿からものすごい力をもらいました。
お二方のこれまでの経歴を見ていると、今自分が向き合っている困難なんてたいしたものじゃないと思うようになります。うつ病についてですが実はうつ病だと自称する友人がいまして、具体的な症状はお話いただきましたように「朝から気分が落ち込んで何もしたくない」とか自殺傾向がある」とか自分はストレスをため込みやすい方ですがストレスが器からこぼれそうになった時は、人気のない所で大声で叫んだり感動的なビデオをみて思いっきり泣いたりします。かな?極端的な発散仕方ですが。

■授業前は「WRAP?リカバリー?」って思っていたけど、実際に岡本さんと中村さんが講義にいらっしゃって、この方々は本当に素晴らしいなぁと思った。
私もあの2人みたいにキラキラしている人になりたい。素直障害って素晴らしい個性 って感じた。自分とすごく真面目に向き合っているし、私も負けずに色々頑張ろうっておもえました

■私は学部で色々な授業や講義を受けた事があるのですが、今日の授業はとってもわかりやすくてスッと胸に入ってきました。岡本さんと中村さんの笑顔が素敵で「リカバリー」って事を体でも実感できた時間となりました。「モットーもっとくれ」は大好きです

■統合失調症についてこの講義を受ける前は、ほとんど何も知りませんでした。
その状態で当事者の方と接する機会がなくて、良かったと思います。きっと理解する事ができなかっただろうと思うからです。しかし今回のお話を伺って少しでもわかり合う事ができるような気がしました。

■貴重なお話をありがとうございました。

■統合失調症の事やうつ病の事はよくわかっていなかったので、今回の講演で知る事ができて良かったです。お2人のお話を聞くと毎日充実しているのだと感じました。楽しい講演ありがとうございました。

■うつ病や統合失調症についてよく知る事ができて良かったです。これまでの見方が変わりました。

■私の親しい友人にもうつ、パニック障害、拒食など大変な思いをした人が何人かいます。それがどういうものなのかある程度自分で調べたりもしましたが、実際にお話を聞いた方がより理解しやすかったです。「私らしさを保つ事」私も大切だと思います。

2010年12月3日金曜日

精神科リハビリテーションの構築主義~リカバリーとIPS~(東京大学)

精神科リハビリテーションの構築主義~リカバリーとIPS~

リカバリーやIPSを、哲学(現象学)の視点から、事例や比喩・当事者体験を使って分かりやすく紹介します。リカバリーやIPSを経験としてちゃんと知る機会となるでしょう。就労支援だけに限らず、精神科リハビリテーションに関わる支援者、そして家族や当事者の参加もお待ちしています。

日時 平成22年12月26日(日)14時30分から90分程度
場所 東京大学駒場キャンパス(最寄駅:駒場東大前駅)
発表 中原さとみ、飯野雄治、渥美正明、大平学
申込 下記にアクセスして登録する必要があります
URL http://utcp.c.u-tokyo.ac.jp/events/2010/12/the_5th_meeting_of_the_study_g/

東京大学グローバルCOE「共生のための国際哲学教育研究センター」における「科学技術と社会」プログラムでは、哲学を広く社会に役立てるための勉強をしています。そのうち「コミュニケーションとリハビリテーションの現象学」研究会では、特に障害や少数派の人たちが、生きやすい、あるいはよりよく生きるためのアイデアを特に会話や言葉をヒントに探しています。詳しくは下記を参考にしてください。URL  http://utcp.c.u-tokyo.ac.jp/events/2010/12/the_5th_meeting_of_the_study_g/

先生お元気ですか。その節は色々とお世話になりました。今年も宜しくお願いします。東大駒場キャンパスでの哲学的なテーマということで、私の生き方そのものが哲学的だった。東大駒場駅を降りたとき、一つ目に留まったお店がお蕎麦屋さんだった。そこで食べたラーメンはとても麺が美味しかった。やっぱり街並みが学生キャンパスのような風景に映りました。最初に東大の門をくぐったときに、こういった学校で先生の教え子さん達が巣立ちをしていくんだなと思いました。やっぱり哲学となるとスタッフさんの顔ぶれも変わり、哲学的な知識を身につけたいお方の集まりだと僕は思いました。先生とはもうし少し人生論というのを語り合いたかった面がございました。私リカバリーキャラバン隊相談役の渥美としても先生と各機関のお方には心より厚く感謝しております。このような席にお招きいただき誠にありがとうございました。私用で途中退席させていただきましたが、またどこかで先生とお会いした際に世間話しましょう。先生、影ながら応援しています。友情と感謝。ありがとうございました。
渥美正明

今回「構築主義」として中原さんがおっしゃいました医者と当事者の関係をまず取り上げたいと思います。
IPSを実践している病院では、「アセスメントという支援」を行っています。当事者のやりたいことを治療の中で継続。診察の中で当事者の要望は医者から就労支援担当者につながることが多いようです。当事者は就労支援担当者に希望を伝えるとリカバリーを目指した歩く道を切り開くきっかけ・やりたいことを探しサポートをしてくださいます。可能性と希望に満ちたアセスメントは、僕らに動機やかけがいのない機会を与えてくれます。僕も自分が希望するやりたいことができる作業を職種を構築すべく中原さんを通して作家の卵を志すようになりました。
続いて飯野さんのストレングスについて。ストレングスとは「強み」です。ストレングスは活かせねば生活ができません。充実感を味わう生活を送る幸せがこのストレングスです。
渥美さんの当事者離れ。医者離れ、親離れに次ぐ現象なのそうですが、「自分の役割でやれる周りの人々に認めてくれる」「自分の人生は自分で決め実践する過程」「社会的な役割保持し周りの期待に応える」「周囲からの期待感に応え一個人として接する」「自分が望んだ社会人として役割を担う」などが「当事者離れ」とおっしゃった。これは時事録です。新しきニュースです。渥美さんは党員といいますがやはり活動してこそこれら当事者離れの気持ちがこもった感じた体験談だと思いました。
 この日、僕の弟が聴衆者で初参加。ただ、講演会を終えるまで弟がどこに着席判別つかず、奥の席に居る人だと勘違いしました。そしたら、前方右に座っていました。家では役立たない兄だけど、兄の生きざまを最初から最後まで聞いていてくれた弟に感謝します。
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2010年12月2日木曜日

12/4メンタルヘルスとWRAP元気回復行動プランの紹介

12/4メンタルヘルスとWRAP元気回復行動プラン

リカバリーキャラバン隊の岡本さやかと中村孝が講演をいたします。
日時:平成22年12月4日(土) 18:30~19:30
場所:調布市市民プラザアクロス
東京都調布市国領町2-5-15 コクティー2階
http://chofu-npo-supportcenter.jp/menu_about/index.html
参加費:無料
対象者:10名 興味のある方
申し込み:以下メールにてお願いします。
recovery_caravan@yahoo.co.jp
内容
1メンタルヘルスについて
 統合失調症ってなあに?
 中村 孝のリカバリーへの道
 うつ病ってなあに?
 岡本さやかのリカバリーへの道
2WRAP元気回復行動プランの紹介

参加者より
私もリカバリーしたいと常々思っているリカバリーキャラバン隊のファンです。何度か講演に参加させてもらっていますが、自分のリカバリーのイメージがまだまだ持てません。でもこれから働こうとしているので参考になるアドバイスとして受けとめる点はたくさんありました。今日はありがとうございました。


2010年11月30日火曜日

リカバリーの学校 第3回目@八王子

独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業

リカバリーの学校 第3回目@八王子

■日時:11月25日(木) 午後2時~
■場所:八王子市クリエイトホール11階第7学習室》 
http://www.city.hachioji.tokyo.jp/kyoiku/gakushu/shogaigakusyu/11506/
■予約不要:直接会場にお出掛け下さい。
■テーマ:目標と計画シートを書いてみよう
 自分の将来の夢、そのためにやるべきこと、もうすでにやってきたことなどを記入することにより、何人もの方が「頭の中で考えていたことが行動に移せるようになった」と語り、それぞれの充実した人生を歩み始めています。今回はそのシートの書き方をじっくりご紹介します。 
■主催:リカバリーキャラバン隊 協力:八王子精神障害者家族会 【わかくさ家族の会】     

リカバリーの学校とは
精神疾患を持つと、学びの場を失います。確かに病気や薬のことを学ぶ機会はあるでしょう。大学の公開講座や公民館での学習会、カルチャースクールだって増えています。しかし、難しそうだし、途中で席を立つのも飲食も失礼だろうな。授業中に突然、当てられたらどうしよう。そんな不安があるでしょう。 その一方、医者や支援者たちには勉強会や研修がたくさん用意されています。こうしてサービスを提供する側と提供される側の知識の差は、どんどん大きくなっています。「説明と同意」はされますが、圧倒的な知識に差がある医師が示したプランに同意するしかないのが現状ではないでしょうか。でも本当は、精神疾患を経験しているからこそ、学ぶ場が必要なのです。それは病人としてつつましく生きる知恵を学ぶためでなく、1人の人間として自分の人生を考え、豊かにするために必要なのです。だから、ここで学ぶべき内容は、疾患の有無に関係ないものとなるでしょう。リカバリーの学校では、精神疾患がある方が参加しやすい環境を整え、疾患経験者もコメンテーターとして迎えます。充実した人生を歩むために参考になりそうな学術的な話題を、分かりやすくみんなで学びます。各回60分×2コマ 途中退席や飲食自由です。
 毎回、ムービーを上映したり、コメンテーターの体験談もご用意しております。お楽しみください。

リカバリーの学校。支援者、当事者が共に学ぶ。具体的に毎日過ごす。自分の人生を考え豊かにする。精神疾患あっても充実した人生を歩む。中村さんは、オープンで働く、老人ホームで清掃をしていらっしゃいます。統合失調症改善は薬だけでは無理と発言がありました。リカバリー計画を描いたり、給料で励みになるそうで健常者を見返すこととも目標に掲げているそうです。同姓として当事者として週六日働けることに輝いていてかっこいいなと正直思いました。ダジャレや趣味の鉄道、スポーツ、特技で疲れや病気で負けてしまいそうな状況を乗りこえる。いつも明るくて「生き抜いてみせる!」中村さんの温和な気持ちが心に伝わりました。中村さんは苦労人です。高度成長期真っ只中のシステムエンジニアで休みなしの残業でクタクタになったとお聞きしました。こんな状況に追い込まれて病気にならないほうがどうかしている?なんて何で日本社会は国民に優しくできないのか憤りを感じました。次に岡本さんの発言。障害を持っても多くのものを得ることができる。人のせいにするが意味を考え直す。障害を限定されるがホームヘルパー二級の資格を得る。元気回復プランを意味するラップファシリテータ。などの肩書きをお持ちです。将来は精神保健福祉士になりたいとおっしゃいます。高齢者が好きで人助けできる職種に就きたいとのことです。大いにがんばって下さい。応援していますよ!最後に竹田さん。自分が自分で居られるようにイタリア旅行で人間関係を学んだそうで、日本とは違う温かさを感じたと耳を澄まして拝聴しました。長期目標にイタリア。既に達成したと、次の目標へまい進する竹田さん。美術学校を卒業した励みもあり優しさを当たり前と思わず人の弱さを感じ取る……。そんな竹田さんのお人柄を知った一日でした。
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竹田さんのイタリアのお話と写真がキャラバン隊に新しい風をもたらしたようで、とても良かったです。
お一人でイタリア旅行に行ってしまうものすごい行動力で、私にしてみたらパニック障害の発作が怖くてそんな事絶対にできません。何度も言うようですがすごいです。目標と計画シートは自分の目標が明確にでき
もうできるようになった事を書く欄もあり、自分を振り返るとともに自分をほめる事もできてとても使いやすいツールだと思います。たとえ調子が悪くていつもの月よりあまり行動できなかったとしても、必ずそんな中にもできるようになった事はあると、書き出してみて初めて気がつき驚いた事があります。八王子長野萩山と連続で講演でしたが、誰一人として調子を崩す事もなく本当に良かったです。参加者の皆さんありがとうございました。キャラバン隊のみんな3連続の講演お疲れ様でした。
なまけもののなまちゃん

精神障がい者就労支援研修~リカバリーとIPSを知る~(長野県北信地域)

精神障がい者就労支援研修~リカバリーとIPSを知る~
「北信地域における精神障がい者の就労を目指して」

IPS(Individual Placement and Support)とは、精神疾患がある方1人ひとりが社会に出る機会を積極的に設け、自分が望んだ社会的役割と期待を担いながら生活することを支援する方法です。
この魅力と方法を北信地域の支援者の皆さんと確認します。

日時 平成22年11月26日(金) 13時~16時30分
場所 長野県中野市北部公民館 (長野県中野市赤岩1447)
講師 リカバリーキャラバン隊
(中原さとみ、飯野雄治、渥美正明、岡本さやか、大平学ほか)
参加費 無料
お問い合わせ先 ほくしん圏域障害者就業・生活支援センター 市村綾子・清水千秋
電話 0269-62-1344
主催 北信地域障害福祉自立支援協議会

障がいをお持ちの方を受け入れてくださる企業はあまり多くないそうですが、えのきの収穫など農作業の仕事は短期間であるそうです。自治体でこのような農作業の仕事で町興しして、障害をお持ちの方の支援を盛り上げていけるといいですね。これからもいい人材を育てて、社会参加できますように障害をお持ちの方のストレングスをぜひ、企業にプレゼントしてください。それにはハートが必要です。北信には長野電鉄に乗っていきました。切符切りの駅員さんがいない駅がありました。「切符はここに入れてください」と箱があって、タイムスリップしたような昭和のレトロを感じました。山がたくさんあり、のどかでいい景色でした。それぞれの地域で精神障害者に対する思いがあって、風情がありました。控室に下町の駄菓子やお茶などもご用意いただきありがとうございました。長野は野沢菜漬けも美味しかったです。キャラバン隊はチャレンジ精神が旺盛で皆一人ひとり心がまとまっていたような気がします。心のこもったアンケートもありがとうございました。
渥美正明

行政の人がアンケートの感想を何も書いていなかった事にビックリしました。やはり行政の人はリカバリーなんて言っても通じないのかエンパワーメントではない支援ばかりするのかと疑問に思いました。
実際にもっと近い存在中村さんなどの話が聞きたかったという、意見があったのでやはりキャラバン隊はそれぞれ役割があって一人欠けても話が伝わりづらい面が出てきてしまうと初めて思いました。
商工会のやっている休憩所はお新香やお茶が美味しくて、稲城にもあのような休憩場所があったらいいなと思いました。飯野さんからご馳走なったホウバヤキや煮込みうどんや馬刺しがとても美味しかったです。参加者の皆さん沢山のご意見ご感想ありがとうございました。長野は、今年度3回場所は違いますが講演させていただいたのでIPSが広まってほしいと心から願っています。
なまけもののなまちゃん

IPSの魅力。スタッフと医療統合したリカバリーしていく姿に興味長所を重視し生かした職探し。これは僕らにとってかけがいのない財産です。好きなことがやれるのは喜びの絶頂です。社会参加、人として尊重。社会資源として活用充実した人生を送るには役割には失敗が少ない選択です。可能性を探る就労支援効果が上がる。就労後も要望に応える形でサポート。僕はマルチ作家志望ですが、あの手この手で毎日楽しんでキャラバン隊へレポート提出にいそしんでいます。症状のコントロールで幻聴が聞こえるが働ける、ストレスの対処法。参加しやすい対応環境、差別があって合理的配慮をこばむ。アセスメントストレングス。可能性生活を送る発想。本人も必要を確認自分に向いて自分に誇りを持てる。
追伸:ホテルで朝食を二膳おかわりしようと席を立ったら背広姿の僕に見ず知らずの方から「ありがとうございました」とお礼を下さいました。ホテルの男性従業員は背広姿だったので、飯野さんは「ホテルのオーナーみたいだね(笑)!」と僕も正直困惑しました(笑)。
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2010年11月28日日曜日

【平成23年募集中】あなたの地域で精神障害者就労支援研修を実施しませんか?

私たちは精神障害者が自らリカバリーする機会が得やすいように、就労などの社会参加により社会的役割と目標を持つことを支援するIndividual Placement and Support; IPSプログラムを実践しています。 IPSによる就労支援などのスキルやアイデアを、リカバリーした当事者も講師として参加するなどにより、理論だけでなく実践経験を踏まえてご紹介する活動をしています。

■研修実施のメリット
実施経験から研修・勉強会を企画・実施することにより、実践的なアイデアやモチベーションの向上が図れると同時に、これをきっかけとした地域のネットワークの構築やその強化が図れたと感想をいただいています。お気軽にご相談くださいませ。

■研修内容
例 3~6時間コース
・IPS概要
・リカバリー体験
・ストレングスモデル
・職場開拓
・医療との統合
・合理的配慮
・目標と計画

2~3日間コースは上記内容に以下のメニューが加わります。
・エンパワメント
・リカバリー
・自己効力感
・楽観主義
・ベネフィットファインディング
・性格の長所

■講師料
3時間コース 一人4,000円(税引き)~
6時間コース 一人8,000円(税引き)~
※交通費実費、宿泊が必要な場合はご負担願います。

■研修を受けて
ご本人のストレングスや可能性を周りのスタッフや関係機関に伝えるようにがんばると、不思議と彼の応援団が増え支援も前に進みだしました。ご本人も生き生きとしてきて現在実習に挑戦しておられます。彼の変化はうれしい驚きの連続であり、私自身の元気の源になっています。(医療機関従事者より)

■連絡先 
リカバリーキャラバン隊(事務局 中原・飯野)
recovery_caravan@yahoo.co.jp

■参加者の感想から
☆この講義を通して一番感じたことは、本人の「働きたい」を支援者である自分がどれだけ大切にして向き合うことができるかということです。目の前のご本人のリカバリーのために自分ができること・・・まだまだたくさんあるなぁと感じました。「ストレングス」や「リカバリー」という言葉が広まってきてはいるものの、自分の支援が果たしてそれらを大切に実践できているか、大切にしようとしてもなかなかうまくいかないこともあり諦めているのではないか、自分自身に再度問いかける機会となりました。ご本人の思いに寄り添い、適切なアセスメントを行い、ストレングスを見つけて活用していけば、ご本人のリカバリーにつながっていくのだという生きたお話が聞けたことで、自分自身の実践を信じこれからも頑張っていこうという勇気を頂きました。そして、ご本人を含め周りのスタッフに希望と可能性を伝えていくことを忘れず、私自身もリカバリーしたいなぁと思います。

☆経験と強い信念に基づいた具体的なお話は皆さんの心に響いたのではないかと思います。実際はご苦労が多いと思いますが、3人の先生方の奏でるハーモニーの柔らかさ、暖かいまなざしが感じられ、おかげさまで、とてもいい研修会になりました。皆それぞれに元気がもらえたのではないでしょうか?

☆この病気はどうしても先の見えない暗い日々を送っている人が多いのですが、・明るい未来への道筋が見えた!・トンネルの向こうに小さいながらも明かりが見える思いがした!・こういう制度が広まり、地元の病院でもやってもらいたいものだ!などなどの尽きない話に沸きました。関係機関の方々も見えられていて、「私たちももっと勉強しなければ・・・」とおっしゃっていました。

☆精神障害者を持つ家族は、全員の人が親亡き後を悩んでおります。就労をし、自立させたい!との思いは真剣に考えなければならない訳ですが、かなりの人が諦め、年老いて入っているのが家族会の実態です。家族会の役員として、今回の会がその一助になったと確信いたして居りますし、更に機会を与え、諦めずにその道筋にまい進するべく活動をしていきたいと思っています。私にとりましても、勇気を与えてもらった講演でした。
ユーモア一杯の渥美様、そして話が苦手と言いながらも立派にお話いただいた岡本様、お二人の素晴らしい生き様に感激いたしました!本当にありがとうございました。

☆リカバリーという考え方が、地域で生活する障がいを持つ方にとっていかに重要な考え方か、改めて考えさせられました。参加した家族会の方からも、希望へと繋がる内容であり、良かったと聞いております。何名か、当事者の方も参加されており、特に渥美さんの話から伝わるものも大きかったのではと思います。IPSによる支援ですが、本人の希望を尊重し、アセスメント、ジョブマッチングから迅速な動き・サポートに繋げるという視点は驚きもありました。昨日も研修の振り返りを行い、今後も、更にIPSに関する知識をもっと深めようと確認しあいました。

☆ある企業さんは、会社が生まれ変わるきっかけを教えてもらえた、会社をあげて 幸せを提供できるようになりたいと感銘を受けておられました。そして、渥美さんの言葉の「みんながチャレンジ精神をもたせなきゃいけないと気づいてくれたような気がします」という言葉、凄く響いたと思います。

リカバリーの学校@小平(東京都)

「リカバリーキャラバン隊」によるリカバリー学校 @小平(東京)

=リカバリーとは「回復」という意味だけでなく、それ以上の意味を持った言葉です=
精神疾患がありながらも、充実した人生を歩むための勉強を家族と一緒にしましょう

◎私が人生の主人公~エンパワメントとリカバリー。
かつてアメリカの黒人は、黒人であるというだけで無力と見なされ、学んだり社会で活躍するチャンスが奪われ、本当に無力な生活を送らざる得ませんでした。これを変えていったのがエンパワメントです。これ以降、支援の考え方が変わりました。
 リカバリーとは「回復」という意味ではなく、それ以上の意味を持った言葉です。精神疾患がありながらも充実した人生を歩むこと。そういう方たちは、どんな生活を送っているのかご紹介します。

●日時: 11月27日(土) 午後1時~3時
●場所: 独立行政法人 国立精神神経医療研究センター病院
旧館(中央館)、3階 コスモホールhttp://www.ncnp.go.jp/access/index.html
●予約不要: 直接会場にお出掛け下さい

主催:リカバリーキャラバン隊 
協力:むさしの会

独立行政法人 福祉医療機構 社会福祉振興助成事業

ご家族だけでなく当事者の方もご参加いただきました。当事者の方から、1日1日病気との闘いで、私たち必死にもがき苦しんでいるんです・・・と質問をお受けしました。レッテルがあって、諦めている状況があったような気がします。でも逆に渥美さん頑張ってくださいという当事者の方がいたりして、有意義な意見交換ができたような気がします。作業所、授産施設タイプ等はありますが、一人ひとりの生き方が必要です。障害者の就労支援すら行っていない現状を考えてみても、リカバリーすらできない、リカバリー自体をご存知ない方がいたりして、IPSすら行っていない現状でリカバリーに持って行くまで大変な現状があります。それが、心の中で伝わってきました。リカバリーキャラバン隊の家族という立場で堀尾会長さんのお話があったことで、家族同士の意見交換ができて通じるものがあったようです。より一層充実した時間を過ごすことができました。
渥美正明

皆さんこんにちは。統合失調症の中村と申します。今の会社には病気のことをオープンにして働いていて、7年目になります。老人ホームで洗濯と清掃の仕事をしています。エンパワーメントとは、『自分が、自分の人生の主人公』という意味で、偏見と差別を減らし、偏見と差別があっても、パワーが失われないようにすることです。これを精神障害者が働く場合にあてはめると、今までの考えは「精神障害者は働けない。だから働く場や機会はいらない。」という考えでした。しかし新しい考えは「精神障害者は働く場や機会がない。だから働けない。」という考えなのです。また精神障害者のリカバリーとは働くことではないでしょうか?働くことによって生活のリズムがとれますし、お給料ももらえるので励みにもなりますし、人と交わって仕事をすると病気の治りが早いです。また病気が治らないうちに働くということに意義があると思います。この病気は薬だけでは治りませんから、精神障害者の治療にとって働くことは、重要なことだと思います。精神障害者だからといって働けないのは間違いです。このようにエンパワーメントとリカバリーは密接な関係にあるのです。
中村 孝

エンパワメントを学ぼう。1955年の出来事で迫害される黒人を例に黒色だけでマイナスの価値のみしか印象付けられない差別を受けていました。これを受けて誰であれ社会経験がある人とない人を考えるようになりました。本人の可能性がある気づきや発見。病気よりもよく生きること。本人の可能性を信じる。時計を読めない方に時刻表を見て一緒に考える。
堀尾会長の発言。堀尾氏のお嬢さんがホノルルマラソンへ参加するという話をお聞きしてなんて行動的で意欲的なのかびっくりしました。休暇が取れずにいけなかったそうです。堀尾会長は内心安どしたそうです。一緒に行動を共にできないとなると幼少から親しんできた親としては愛娘を遠方へ送るのはどの家族であれ心配します。また、WRAPで息子や娘には行動を示して例えば、提出書類であれば自分が先に書いてさりげなく伝えるのがよいそうです。リカバリーについて考える。長所を生かした密着したサポート。更に堀尾会長はこのようなこともおっしゃいました。心配しすぎ、批判はしない、適当な距離を取ること。やる気を出させる、ほめること、必要とされること、愛されること、信頼関係を築くことが大事。自分の言葉で表す。自分なりに目的・目標を持っている。役割と責任を感じている。自分で決めている希望を持っている。飲薬や病気を持ちながら働く、完全に自立しなくたっていい。自分にできることやっていけば良いという方針です。
追伸:むさしの会様よりいただいた手作りのおにぎり、冷めてても気持ちがこもっていて温かくて幸せに包まれました。おいしかったです。また一緒にひとときを過ごせられたらうれしいなと思うばかりです。
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2010年11月23日火曜日

新「名医」の最新治療2011

新「名医」の最新治療2011、心・精神の病気、統合失調症(自立支援)のページにリカバリーキャラバン隊の記事が掲載されています。よろしければご覧ください。

新「名医」の最新治療2011
定価:650円(税込)
発売日:2010年10月12日
週刊朝日増刊号

桜の木













こころの道の温泉で心があったまってもらえると嬉しいです。
作者 稲垣直也さんより

作品のお問い合わせは、recovery_caravan@yahoo.co.jp までご連絡ください。

2010年11月21日日曜日

酉の市 大國魂神社(東京・府中)

日本文化とリカバリーです。
大国魂神社酉の市は、たくさんの人で賑わい、手拍子があちこちで鳴り響くなか、私たちもより多くの福をかき込んでくれることを願い、キャラバン隊のような宝船を買いました(笑)。
熊手商の威勢のいいかけ声を合図に、「よおっ」楽しい手締めが行われました。
何とかなる、道は必ずあります。

2010年11月19日金曜日

企業向けメンタルヘルス研修④

障害者だからといっておどおどしているところも全くなく夢や大切にしている事を皆さんお持ちで、あこがれに似た気持ちが芽生えました。自分の障害を認めるまでの私はいつもおどおどして自信がなく、不安感とコンプレックスの固まりのようなところがありましたがごく最近になってやっとそういう自分の嫌な部分がなくなってきているのを肌で感じています。ストレスになりうるものや黄色信号の部分は、普通はあまり答えたくはないと思いますが答えて下さる方がいて助かりました。私みたいに2障害を持ってしまうとかなりきつい面があるので、皆さん是非研修で書き込んだ内容をどんどん気がつく度に更新して内容をより充実したものにしていっていただきたいと思っております。ご自分の日常生活の中に今回研修で行った事を取り入れていってくださるとありがたいです。また同僚やお友達ご家族などの異変にも、いち早く気付いてあげる事が大切です。
ありがとうございました。
なまけもののなまちゃん

企業向けメンタルヘルス研修③

また皆さんにお会いできてとても嬉しく思います。本当はバカ殿様の人形やこんにちはと言いながら頭を下げるインコの実物をご覧いただきたかったのですがスライドが使えなかった事は少し残念でした。いきなりメンタルヘルス研修と言ってもピンとこなかったかもしれませんが、少しはご理解いただけたでしょうか?皆さんに書き込んでいただいたシートは例えば冷蔵庫の所にはっておいていつでも見られるようにしておいたり、小さなノートにまとめて持ち歩いたりするとより効果的かと思います。元気の道具箱などは元気のない時にちょっとやってみると、いつもの元気を取り戻せたりしますよ!これは私の実体験です。非常におすすめです。ストレスがかかりやすいお仕事を皆さんされているので、対処法を考えるのも大変かとおもいますが仲のいいお友達や同僚やご家族と話し合う機会を持たれても良いのではないかと思います。ありがとうございました。
なまけもののなまちゃん

2010年11月18日木曜日

10/27リカバリー学校@八王子 第2回

10/27リカバリー学校@八王子 第2回
テーマ:やる気と困難の関係~学習性無力感、楽観主義、自己効力感、ベネフィットファインディング
困難が続くと「何をやってもだめだろう」と考えてしまうのは、万人に共通するようです。ここから脱するための三つの方法、自分や仲間の成功体験がやる気を育むという理論、さらに困難とくに精神疾患という経験から得られる良いことをクイズ形式で紹介します。

日時:平成22年10月27日午後2時~4時
場所:八王子市クリエイトホール
http://www.city.hachioji.tokyo.jp/kyoiku/gakushu/shogaigakusyu/11506/

主催:リカバリーキャラバン隊 
協力:八王子精神障害者家族会【 わかくさ家族の会 】

独立行政法人 福祉医療機構 社会福祉振興助成事業

昨日は講演全体が非常にまとまっていたと感じました。参加者の皆さんの人数が思っていたより少なかったのは少し残念に思いましたが、アンケートで沢山のご意見もいただき満足しております。テーマが参加者の皆さんもだれもが一度は必ず経験した事があるであろうものだったのでわかりやすく感じました。人には生きていれば困難がおそってきますが、できるだけ楽観的に物事を考えたいものですね。P6000さん発言する機会もだんだんと増えて成長を感じました。渥美さん質問形式にしないでももう一人で話せるのではないかと思いました。私としては一人で二つの仕事をこなすのはかなり大変だと感じました。アヒルの兄貴さんの存在や堀尾会長の存在は、とても大きく思います。参加者の皆さんありがとうございました。
なまけもののなまちゃん

「楽観主義」日本人は中々、楽観主義を考える思考を持たないそうで、僕自身もそのとても楽観とはいえない一人だと思いました。だってね、マイナスをどうプラスに変えるのか謝って済む気持ちで解決ならいい。これが金銭トラブルや犯罪だったらどうでしょう?とても「楽観主義に」とは思えません。頭では分かっていますが心まで分かるには時間を要します。被害届けした相談先の警察の援助も無い。僕らはどこへ向かえばよいのでしょうか?ここで言う楽観主義とは「(被害ない)自分が悪いのでなく、考え方を変えよ。他で代用できるのでは?」という内面・気持ちの問題です。僕のはもっと法的にシビアでダークです。誰に聞こうにも警察は相手してくれません。また、「困難から得られるもの」では6つのポジティブな内容。「人間関係・内面の成長・体調管理スキル・精神疾患の理解・新たな役割・宗教」は誰であれ一つは持っています。これらを生かすことで自分の精神力を上げるには格好の教材です。
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IPSを理解するための学習会~リカバリーの学校~(新潟)

独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業
IPSを理解するための学習会~リカバリーの学校~(新潟)

日時:平成22年11月13日 14時~17時, 14日 10時~13時
会場:新潟市総合福祉会館
対象:当事者、家族、支援者
テーマ:
11/13 エンパワメント、リカバリー、ベネフィットファインディング
11/14 自己効力感と楽観、性格のストレングス、合理的配慮
参加者人数:
13日 23人 (当事者 3人 家族 7人  支援者 13人)
14日 22人 (当事者 2人 家族 7人 支援者 13人)

始めまして、竹田京子と申します。11月13、14日と新潟まで出張に行ってきました。今回、私は初めの出張参加だったのですが、その様子をご紹介させていただきます。
まず、進行役の飯野さんがキャラバン隊の皆に体験談を求めていたのが印象的でした。会に”厚み(渥美)”が出ていたように思います(笑)。私自身も一視聴者としてとても励まされました。
渥美さんの「生きる事をあきらめそうになった」入院当初からの再起のストーリーには感服です。岡本さんのお父様と再会するという決意表明、熱かったです!大平さんの「抑圧に負けない事が大事」という言葉に勇気を頂きました。そして、飯野さんに読み上げていただいた「いい気になるな、親から授かった命じゃないか」という私が以前書いた詩の一説に、私自身がハッとさせられたりもしました。 病気になってあんなに痛い目にあったのに、辛い思いをして学んだはずなのに、少し上手く行くと私はすぐ心おごってしまう模様です。リカバリーを通して学んだこと、体験した事は、たとえ自分が何かから立ち直ったとしても、就職できたとしても、もしかしたら病気が治ることがあっても、ずっと心に留めておかなくてはいけないんだと思いました。病気をしたことにより起きたいろんなことが、これから先をきっと支えてくれる。そんな風に思えたらいいなと思いました。そのことに気づけた事が今回の旅でとても大きかったです。
私も中原さんの作ったリカバリームービーに癒された1人なのですが、始めはうつむいていた一人の女の子がリカバリームービーを、希望を持ったまなざしで見ているのが印象的でした。専門的な話は分からないけど、一人でも多くの当事者に希望を持ってもらえるようなキャラバン隊になりたいと思いました。 最後になりますが、新潟の方は優しいかたばかりで(中島さん、笹団子美味しかったです!)、今回呼んでいただいた事、心よりお礼申し上げます。

2日間ともお天気に恵まれて内容の充実した研修になりましたね。キャラバン隊の実体験をどんどん取り入れていく事によって、研修がよりわかりやすいものになる事がわかりました。途中駆け足になって参加者の皆さんにも少し疲れの色が見えましたが、研修全体にまとまりを感じました。時間が短いとどうしても急がなくてはいけなくなるのでIPS入門みたいな感じで、3日間位の研修にしてもいいのではないかと思ったので提案したいと思います。新潟は美味しい物が沢山ありますね。お寿司やおそばも最高に美味しかったです。また新潟は12月もありますが雪が降らない事を祈っています。竹田さん参加していただきありがとうございました。参加者の皆さんキャラバン隊の皆さん2日間にわたっての研修お疲れ様でした。アヒルの兄貴さんが参加できなかった事さみしく思いました。次回は一緒にうかがえるといいですね。また12月18日の新潟IPS研修で皆さんにお会いできる事を楽しみにしております。
なまけもののなまちゃん

「やる気と困難の関係」では、企業採用を例に十回二十回不採用で何をやっても気力がなえてしまい、悪いほうへ思い込んでしまう悲観主義があります。背景には無気力状態へ現実をより正確に把握する責任感があります。そこで楽観主義を用いて困難な状況にうまく適用しようと現実を見つめる妨げになりえます。対処法を持つことで弱点をカバーする仕組みが必要だと感じました。例えば、僕であればもっぱら座業中心なので椅子を座りやすく座布団を工夫をしたり、もっと安楽にできる工夫を心がけています。
「障害者が働くためのコツ」は、抽象的な内容を考える。必要に応じた配慮。図を活用。などが考えられます。一例では急に人に接近されて緊張して困るので50cm距離を置きたいという方が居たそうでこれも合理的配慮だと思いました。やはり僕ら当事者は何らかの配慮が必要です。人に合わせたニーズに応えていただける企業を働きやすい環境を僕らは必要としています。これは双方に利益を持たす意味では運営上、必然的です。ご理解を頂きたいと感じました。
ここからは余談です。皆さんに名刺を好評を得て配られたことに僕は胸をなでおろすよう安心しました。あいさつに営業や自己紹介で名刺を配る重要視する文化なんて日本ぐらいなそうです。でもこういう機会で人と接するうちに「このひとって、こういうふうに考えるんだなあ、なるほど」と違った点を見出してくださった中島さんに作品作成にヒントを頂きました。また、新潟チップス、おいしかったです。話している最中に食が進んでしまいほとんど岡本さんは食べられなかったそうで「周りを見て法を解け」のようないましめな感覚を知りました。これで僕も成長しました。支えられてここまでやってこれたことに新潟のみなさん、お呼び招きいただきありがとうございました。
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2010年11月17日水曜日

日本精神障害者リハビリテーション学会 第18回浦河大会(北海道)

日本精神障害者リハビリテーション学会 第18回浦河大会
10月23日、IPS支援者養成研修の報告やIPS利用者のリカバリーに関する質的分析を報告しました。
○エビデンスのあるIPS支援者養成カリキュラムの模索 ~サービス利用者とともに行なう研修の量的・質的分析による効果測定から ~
○就職前から始まるIPS利用者のリカバリー

また、自主シンポジウムで当事者・家族や支援者と楽観主義について学ぶリカバリーの学校@浦河を予定しておりましたが、急患対応のため、中止とさせていただきました。
参加を楽しみにしてくださっていた皆様、準備いただいたスタッフの皆様に心よりお詫び申し上げます。
浦河赤十字病院の皆さま、温かいご対応を本当にありがとうございました。

さあ、やって参りました北海道。僕は初の地方巡演。しかも北海道ですよ、金魚の形した(?)あの北海道ですよ。北海道の大地を踏んだ瞬間想いました。飯野さんの運転で3~5時間揺られました。ユリカゴにしては寝返り打てずに窮屈でした(笑)
会場ではキャラバン隊の「働くこととリカバリー」のチラシ配りでめまいがしました。人人人……。百枚はすべて配り終えてとりあえずやることはやったかと自負しました。
ホテルに戻り、朝食がバイキング。朝はガッツリ食いました。飯野さんに「大平君、よく食べるね?!」「昔からそうなの?」「いえいえ、朝はバイキングですのでガッツリと……」僕の好物というか三種の神器(?)必須の納豆・ヨーグルト・梅干しを食べられて「自明性の喪失」症状がなく何とか一日を過ごせました。帰りみんなで札幌に寄って市場でウニ食べました。直径15センチくらいのおわんにホタテとウニ……。値段にしては初めてで「これ小さくない?」高価だとは思いもよりませんでした。深い濃厚な味でした。
P.6000